保険未加入車に対する備えも怠らないこと


自動車保険(任意保険)に加入している車の率がどのくらいあるかご存知でしょうか?
さすがに車の場合は、車検が通らないので自賠責保険には、ほぼ100%に近い車が加入しているでしょうが、任意保険は70%強で推移しています。車種別にみると、普通乗用車で約80%、軽四輪乗用車で約70%、軽四輪貨物車で約50%、二輪車(バイク)で約35%です。更に、中には車検を受けない違法な状態で運転されている車もゼロではありません。また、バイクに至っては250㏄以下には車検制度がないので、自賠責保険未加入バイクの率は車より高いと推測されます。

さて、このように10台に3台近くは任意保険未加入車が道路を走っています。軽微な事故であれば、相手の運転手に支払い能力がなくても、けがなどの治療費として最高120万円までは自賠責保険で補償が行われます。

しかし、自賠責保険では死亡が最高3000万で、重傷事故では120万円の治療費では十分な補償をうけることができません。重傷事故でも、最悪は現在勤務の収入がけがなどのために、ゼロになる可能性もありますが補償されません。相手の運転手に支払い能力があれば良いですが、任意保険未加入者にそんな能力があるとは思えません。万が一の事故に備えて、無保険車に対する備えをしておかないと被害者の人生まで大きく狂ってしまうことになります。

そのためには、自動車保険(任意保険)には人身傷害補償保険、搭乗者補償保険、車両保険、弁護士費用等特約などがあるので、それらで補償を厚くしておきましょう。
尚、対人補償保険に加入すると、自動的に無保険車傷害保険に加入できています。最大2億円まで補償されるので、これで安心と思えるかもしれませんが、この保険でカバーされるのは、死亡もしくは後遺障害が起きた時に限られます。完治するケガや休業のための費用は補償されませんので注意してください。

自動車保険会社の選び方ポイント


自動車保険(任意保険)を選ぶときのポイントには以下のような項目があげられます。

1)保険料の金額
保険料の金額は保険会社で全く同一ではありません。
下記の2)のポイントと重複しますが、いろいろな補償項目・内容の条件設定が保険会社で異なるので同じ補償金額を設定しても、年齢条件や年間の走行距離条件などによってもっとも適した保険会社を選ぶことで保険料が安くなることがあります。

2)保険の補償項目と内容
保険会社によって、補償項目や付帯サービスの内容が異なります。特約を外してシンプルな保険内容とするか、必要な特約や付帯サービスがあるかどうかを保険料よりも重視して決める方法もあります。
つまり、料金か補償内容のどちらに重点を置くかという選択方法です。

3)事故対応や付帯サービスの速さ
保険料が安くても、サービス内容の豊富でも肝心の事故やトラブルに際して、電話がつながりにくい、事故対応やサービス対応が遅ければ全く意味を持ちません。
自動車保険(任意保険)はトラブルの時のために加入するものですから、事故やトラブルの時の対応の速さ、事故処理をしっかり行ってくれることがもっとも重要です。
対応が遅ければ、保険料が安くても安心ではいられません。高くてもしっかり早い対応をしてくれる方がいざというときに助かります。
ロードサービスなどいくら充実していることを謳っていても対応が遅ければ役に立ちません。
尚、事前には保険会社の対応スピードは分からないので、インターネットの口コミ情報や実際に事故に遭った時の経験も元に不満足と思えば、他の保険会社に替わることも検討すると良いでしょう。割引等級は引き継ぐことが可能です。

4)自動車保険会社の支払い能力
保険会社を選んだら、念のため格付けを確認しましょう。
格付けが悪いと、将来保険料の支払いが滞るリスクが考えられます。極端に悪い保険会社があった場合は良く情報収集してから加入を行いましょう。

自動車保険の種類について


自動車保険(任意保険)と一口に言いますが、実に多くの保険から成り立っています。
これらを組み合わせて適切な補償が得られるようにします。安心のためと思って、全てに上限の補償を設定すると保険料が高くなりすぎることがあります。

年齢や走行距離によって割引が受けられるので、それらの割引制度を有効に利用して、自動車保険料を低くすると共に十分な補償が得られるようにしましょう。

主な保険の種類は以下の通りです。
1)対人賠償保険
対人賠償保険とは、その名の通り、事故で他人に対する死亡、けがなどの損害を補償する保険です。
補償の範囲は、治療費、休業したために発生した損害、逸失利益、慰謝料、その他訴訟費用、弁護士費用などで保険会社が認めた経費など付随費用などが含まれます。

2)対物賠償保険
対物賠償保険とは 、事故によって、他人の財産に対して損害を与えた場合に補償する保険です。
補償の範囲は、修理費、交換品の購入価額などが含まれます。

3)搭乗者傷害保険
搭乗者傷害保険とは、被保険自動車に搭乗中の人が、自動車による事故などで、死亡またはけがをした場合にその損害を補償する保険です。
補償範囲は、被保険者自動車の東住中の事故に限られます。
通行中の事故や被保険自動車以外の自動車に乗っていた時の事故は対象外となります。

4)人身傷害補償保険
人身傷害補償保険とは、被保険自動車に搭乗中の人が、自動車などの事故で、及び記名被保険者とその家族は、被保険自動車以外に乗っていた場合の事故、歩行中などの自動車事故も補償される保険です。

5)車両保険
車両保険とは、被保険自動車が交通事故、または火災、盗難、台風、洪水、高潮などの偶然の事故、災害によって生じた損害を補償する保険です。
自然災害は地震、津波、噴火以外について補償されます。
車両保険で補償される金額の上限は、被保険自動車と同等の自動車の市場販売価格相当額となります。
そのため、たとえ新車を購入して1年で事故や災害に遭っても補償されるのは、新車が購入できる金額ではありません。